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シニアツアー

【シニア最終予選/1R】1アンダー2位発進、シニアルーキー真野佳晃が好スタート

2022年03月02日

  シニアルーキー真野佳晃(49)が71ストローク1アンダーとスコアをまとめて、最終予選会初日好スタートを切った。ティーインググランドからの視界は、フェアウェイの両側から松がせり出し、視覚的に狭く感じるコース。ショットの精度が求められるコースで、真野は練習ラウンドをこなし、マネジメントを練ってきた。ティーショットでドライバーを使ったのは6回だけ。最終9番ホールでは、いったんドライバーを握ったが、吹き抜ける風を感じてスプーンに持ち替えた。セカンドショットはフェアウェイから打つことを選択した結果、スコアを崩す事なくホールアウトにつなげられた。

 「シニアツアーに参戦できる順位で戻ってこい」と、慕う先輩シード選手の秋葉真一、飯島宏明から叱咤激励されているという。二人には先月、練習ラウンドにも付き合ってもらい、しっかりとマネジメントを頭に叩き込んだ。「メリハリをつける、フェアウェイに運ぶ、無理せず刻む」と、何度も復唱しながらプレーを進められた。

 昨年は数多くの試合経験を買われてAbemaTVツアーでコースセッティング業務にも携わった。4日間選手がどんな気持ちでプレーに向き合うのか、運営の意図はどこに置くのかということを改めて知ったという。今回プレーする立場となり、マネジメントの重要さを感じている。「シニアツアーで活躍する先輩のアドバイスが、今回の成果として出てくれれば。プロゴルファーとして、往年の選手と一緒に試合で戦えることを目標に、あと2日乗り切りたい」と話す。

 秋葉、飯島から「楽しんでこい」と背中を押してもらったことが、今週乗り切るモチベーション。「練習しすぎないようにもしないと」と真野は笑顔をこぼした。