グランドの部で大会デビューの堤隆志(74)が、3アンダー69で2位につけた。
イーブンパーできた14番パー5でアクシデントを乗り越えたのが大きかった。「セカンドに行ったらボールに泥がついていて、チョロになった。でも3打目でOKについてバーディー。気分が良くなった」と振り返った。16、17番で3~4メートルを連続バーディー。「パットで、どっちに切れるかってラインばっかり気にして、全部ショートしていたのが打てるようになった」という。
関西プログランドで3位に入って、日本プログランドに進んだ。師匠が橘田光弘(79)。日本オープンチャンピオン(1970年)としてこの試合の出場資格を持っているため、関西プログランドを前に「『頑張って出て来い』と言われまして。師匠と一緒に試合に出るのはレギュラーツアーの時以来。僕が運転して車で一緒に来ました」という。
これからも師匠と一緒にこの大会に出られるようにするには、堤が優勝するのがベストだ。「そうなんですよね。ドライバーショットは、コースが狭くないんで、コース内にボールはおると思います。パターが入るか入らんかです、僕の場合。1メートルが入るか入らんかでだいぶ違ってくる。チャンスを確実にものにしたい。出来ないとピンチが来るんで。(首位の)崎山は同期、何とかついていきたい」。
師匠とずっと一緒にゴルフをする目標は、堤にとってはいいモチベーションになる。