中尾豊健(70)が2アンダー70ストロークでエージシュート達成、首位タイスタートとなった。
最終18番ホールでは10メートル強のバーディ―パットを決めてホールアウト。「長いのが入ったやろ。ショートかなと思ったけど入ったよ」。満面の笑みで記載エリアに戻ってきた。エージシュート達成は2020年ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント スーパーシニアの部の第1ラウンドで達成しており、競技ではそれ以来になる。
多くの選手が苦労しているグリーンに中尾のパット数は26。出場選手中最小タイの記録になる。パットの名手だからこその数字だろう。
「今日はパットが入ってくれたね。ショットの調子を悪くないし、でもこのコースは難しいよ」。アウトコーススタートは3番で2メートル、4番パー3でもバーディーとし、「いい調子で行けていたんだけど、7番が余計だったね」。7番パー4では4オン2パットのダブルボギーで前半はイーブンで折り返し、上がりの17番で1メートル、18番でもバーディーとした。「最後はくたびれたね。でも気持ちよくフィニッシュできましたね」。アップダウンの多いコースに疲労がでたまっているようだが、バーディーフィッシュで気分は良さそうであった。
良い位置で迎える最終日について、「久しぶりに良い位置なので、頑張りますよ」。パット職人中尾豊健が最終日にも顔を出した時に、優勝も見えてくるはずだ。