5バーディー2ボギー、3アンダー69ストロークで首位に並んだ横島由一。スタート1番ホールでは10メートルが入りバーディー発進。良いショットが続き、4番パー5で2つ目のバーディー。6番パー3で1メートルを外してボギーとしたが、続く7番パー5ではバウンスバックに成功した。後半10番パー4で、再び1メートルのパーパットを外してボギーとしたが、14番、18番とバーディーパットをしっかり沈め、アンダーパーでホールアウト。「後半のミスパットで流れが作れなかったのが残念ですが、全体的にショットが安定していたので、このスコアが作れてほっとしています」と充実した表情をみせた。
横島にとって船橋カントリークラブは、16歳からスタートした研修生時代の思い出がたくさんつまった場所でもある。当時の千葉研修会地区は、北と南の2つに分かれていた。大会ホストプロの長谷川勝治や、我孫子ゴルフ倶楽部所属の海老原清治、ジャンボ軍団の飯合肇、尾崎健夫といった選手と同時期に北地区で研修生として過ごし、プロ入りしてからも切磋琢磨してきた大切な仲間だ。
だからこそ、古巣でもある船橋カントリークラブでの試合で、勝つことを目標に練習を重ねてきた。「練習すればするだけ、焦ってしまう自分がわかるんですよね。どれだけ練習しても自信がないな。歳を重ねると、小技の勘が弱くなってくるんだよね」と苦笑い。それでも「昔から戦っているライバルの癖は知ってますから(笑)。あとはどれだけ我慢を続けられるか、自分のゴルフを試してみます」。横島はゴールド競技で念願の優勝に挑む。