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グランドゴールド

【船橋CC杯関東ゴールド】グランド・ゴールドスラマー初見が挑む大会連覇

2022年05月16日

 関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会のディフェンディングチャンピオンとして挑むのは初見充宣(69)。2015年、2017年、2019年に関東グランド、2013年に日本グランドを制覇。2020年には日本ゴールドのタイトルを奪取し、昨年の箱根湖畔ゴルフコースで関東ゴールド優勝。念願だったグランド・ゴールドのグランドスラムを達成し、今年は本大会の連覇を狙う。

 大会前日となる指定練習日は、コースに冷たい雨が降り注いだ。初見にとっては、船橋カントリークラブは初めてプレーするコースで、飛距離がアドバンテージになるコースとは違い、ショットの正確性がキーとなるという。「表示上は短い距離ですが、ぜんぜんそんなことなくて、6,500ヤードはありそうな雰囲気がある。ティーショットを置くポイントも狭いので、コース攻略を立てて挑みます。想像している距離よりも長いのですが、プレーは無理しないこともマネジメントにいれないとなりませんね」と、コースの印象を話した。

 もちろん目標は優勝、大会連覇だ。「自分の準備がどのくらいできているのかが試されます。やるべきことをやるだけなんです。1つのホールの中で、取るべきルートがあるんですよ。そのルートを見つけて、ルートに沿ったゴルフをしたいです」。練習ラウンドでは、ひとつでも攻略を立てたいところ。「マネジメントが要求されるコースだからこそ、最後まで油断できないので、しっかり向き合わないと」。

 連覇に向けて、初見は色々な策を講じている。最近アイアンシャフトを全部入れ替えた。フレックスはレディース向けと言われる柔らか目の硬さだ。「今年70歳になるのですが、だんだんと球が飛ばなくなったり、目に見えて自分の出来ていたゴルフが出来なくなっている。自分の身体に見合ったゴルフはと模索していて、女子選手よりも飛ばないなら、女子のシャフトにしてみようかと思ってやってみたんです」ときっかけを振り返る。「男子、女子というのはラベル上のことだけ。シャフトの入れ替えをしたら、高い弾道のいいイメージがでるようになったんですよ。こういう気付きを日々大切にしていきたい」。初見は新生アイアンを手に取り、やるべきことを信じて試合に挑む。