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シニアツアー

〔いわさき白露シニア/FR〕国内シニアツアーの賞金シード30人が決定! 宮本勝昌は「最低限の目標はクリアできた」【初シード選手コメント集】

2022年11月27日

 今季のシニアツアーは「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」をもって全14試合が終了。最終予選会10位から参戦した渡部光洋が初優勝した一方で、シード権争いも決着を迎えた。



 出場義務試合数に足りない谷口徹と手嶋多一の2人を除く、賞金ランキング32位以内に入れば賞金シード。来季の出場権を手にすることができる。33位の白潟英純、38位の田村尚之、43位の丸山大輔、45位の小山内護、46位の阿原久夫、47位の宮瀬博文、48位のグレゴリー・マイヤー(米国)はシードを失い、3月の最終予選会へ。また54位の河村雅之、58位の森田徹もシード落ちして、しかも50位以内に入れなかったため、12月に行われる1次予選から最終予選会に勝ち進む必要がある。



 今季14試合を戦って初シードを獲得したのは8人。賞金ランキング2位の藤田寛之、3位と躍進をみせた兼本貴司、最終戦で優勝し7位に入った渡部、12位の平塚哲二、13位の宮本勝昌、17位の岩崎幸司、19位の佐藤えいち、23位の河井博大、25位の横田真一が来季の出場権を勝ち取った。その何人かの喜びの声を紹介しよう。


■平塚哲二(賞金ランキング12位)

「初シードはうれしいです。でも今年は体調が悪すぎた。腰が痛くてワキ腹が激痛になったりすると球も打てない。日本シニアオープンではラフのなかで振り回していたら、左手の親指を壊して、ダウンスイングでいまもズキンとくる。これで試合は終わりなので、ちょっと調子を良くして、オフはトレーニングに力を入れてやりたいですね。来年は勝ちたいと思います」



■宮本勝昌(賞金ランキング13位・5試合の出場でルーキーとして初シード)

「今年はシニアとレギュラーのシードを獲れて、自分のなかで最低限の目標はクリアできたと思っています。本当はどっちも優勝したかったです。来年はシニアとレギュラーの両方で優勝する。同じ年で、というのが大事ですね。それを目標に明日から練習に励みます」



■岩崎幸司(賞金ランキング17位・予選会を1位で突破して初シード)

「初シードを獲れてホッとしています。うれしいです。今年は1回最終組で回らせてもらって、来年も優勝争いを1回か2回はしてみたい。狙って優勝できる力はないので、ショットが良いときにパターが入ってくれて、それが噛み合ったときに優勝争いできたらいいですね。今年よりももっと楽しい1年になるようにしたいです」



■佐藤えいち(賞金ランキング19位)

「初シードはすごく喜ばしいことで、もう予選会を受けないでシニアツアーに出られることは本当に良いことだと思うんですけど、その半面で腰のケガだったり、ドライバーが割れたり、腱鞘炎になったり。最後の4試合は握力がほとんど入らない状態でした。オフはケガをしない身体作りをしたい。そして来年は1つ2つ勝って、賞金ランキングの順位が良くないと出られない3ツアーズに出てみたいですね」


■河井博大(賞金ランキング23位)

「沖縄の開幕戦で家族がコロナになって飛び立つ寸前にキャンセル。コマツとシニアオープンの2試合は、コマツの前日に自分がコロナにかかって出られなかった。けっこう精神的にやられましたね。どっちも大きい大会でシード確保が頭にあったので、そこからの連続5試合は必死でした。きのう尾崎直道さんに『何をやっているんだ』と渇を入れられて、この若いうちにもっともっと成績を出していかないとダメだと思います。来年の目標はもちろん優勝です」



■横田真一(賞金ランキング25位)

「今年は途中から戦略を変えた。飛ばすためのスイングをすごく勉強して飛ぶようになったんだけど、それでは稼げないとわかったんです。地面反力を使って飛ばしていたけど、いまは真逆。池の蓮の葉っぱの上でそっと打つ感じ。そうしてからはお金になるようになってきた。290ヤード飛んでいたのを275ヤードくらい。気持ち的には260ヤードでいいやって。今年はなんだかんだ忙しすぎたので、来年はもうちょっとゴルフに重きを置いて頑張ります」