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シニアツアー

〔いわさき白露シニア/2R〕首位2打差4位につけた渡部光洋は波乱万丈のルーキーイヤー総決算を結果で示す

2022年11月26日

 第2ラウンドを1イーグル3バーディーボギーフリーの67ストロークで回り、初日10位から6つ順位をあげ4位に浮上したのが渡部光洋(50)。今季シニアツアーには最終予選会ランキング10位という資格でツアーに参戦しているルーキー選手の1人だ。

 前半は凌ぐホールが続き6番パー3で初バーディー。後半11番パー4で2つめのバーディーの後、13番パー5ではフェアウェイから253ヤードのアゲンストを3番ウッドで打ちボールはグリーンの左端に。20メートルのイーグルパットをカップイン。そこから集中力を切らすことなく最終18番パー5でもバーディーフィニッシュし、ノーボギーというおまけもついてきた。

 今季は開幕戦のかねひでシニアで8位タイと上々の滑り出しだったが、秋の公式戦日本プロシニアで予選落ち。「あまりに悔しい結果だったので、プレーしているはずの(プロシニア最終日)日曜は、所属する小野東洋GCで雨の中、猛練習をしました」と振り返った。その後の佐世保シニアで最終日最終組で優勝争いに絡むものの、自分のゴルフができずに80を叩いて36位と自滅。続くISPS HANDAやっぱり面白いシニアでは単独2位に入る成績を残して、賞金ランキングを27位まであげ、賞金シード圏内に食らいついた。

 首位と2打差は優勝も狙える好位置だが「今まで通りにやります。とりあえずシードに入りたい」と口元を引き締める。「出来ることだけをちょこちょこしようかなと。また同じような失敗をしていたら、今年1年何をやっていたとなりそうですし、ここは静かにいきます」と控え目に言葉を選ぶが、波乱万丈だったルーキーイヤーの総決算として最終日堂々とプレーし、結果で示してみせるだけだ。