3年ぶりのシニアツアー出場の丸山茂樹(53)が11番で第2打を直接入れるイーグルなど2アンダー70で回り、8位の好スタートを切った。
朝一番から「丸山劇場」が開演。多くのギャラリーを引き連れたインからのトップスタートの10番パー5で、第3打を1メートルに寄せてバーディー発進。大歓声が上がったのは11番。左のラフに入れたが、残り145ヤードの第2打を8番アイアンで打った。「ピンが見えないんですよ。まっすぐ行ったな、シンくったなって思っていたら『入った』って声がしたんで。あんな長い距離のイーグルなんて何年ぶりだろ」と笑った。13番パー3でも8メートルほどのパットを「読み切りました」と、4ホールで4アンダーとした。
「貯金できたと思った。1アンダーでは回りたかったから」という。17番で落とし、アウトに折り返して3連続ボギーでその貯金がなくなった。「なるほど、こんなもんだろうなと思いましたよ。出だしでうまくいってくれたけど、自信が全然なくて」。それでもそこから持ち直した。4番で1.5メートルを入れ、8番では9メートルほどのパットを沈めた。「13フィートとなるとさすがにどう手を動かしていいか分からない。1つ1つ丁寧に、現役時代を思い浮かべて、探り探りやった」と振り返った。
3年ぶりのツアーの試合で「自信がない」を繰り返すが、体調とうまく付き合っての好スタートになった。最終日も上位争いですが?「いえいえ、いつでも落ちる準備万端です。十分仕事はしたので。明日の朝は起きれるか不安ですね」とマルちゃんスマイルが戻っていた。