大会では、ジュニア育成の目的もあり、全国からトップジュニア男女各4人が参加し、シニアプロと回る経験を今後に生かしてもらっている。男子はプロと同じ6,762ヤード、女子は少しティーを前にして6,640ヤードでプレーし、男女合わせてスコアを競う方法でジュニアの部が行われている。
第1ラウンド、首位に立ったのはプロ顔負けの4アンダーで回った小林匠(大阪学院大高3年)で、3打差2位には女子の上久保実咲(奈良育英高2年)がつけた。
小林は「パターをしっかり決めないといけないところを決められた」と振り返った。前半はボギー、バーディーを繰り返してパープレー。10番でバーディーが先行した後、終盤チャージした。15番、16番とも「1クラブぐらい」とショットがピンに絡んでの連続バーディー。18番では手前に乗っただけで20メートルぐらいのロングパットが「入ってしまいました」と笑った。
倉本昌弘、兼本貴司と回って勉強になったことは?「プレーの速さです。全然違う。すぐ打つんで、のんびりしていると置いて行かれる感じでした」と話した。技術的なことは「ずっと緊張していて、横から見ているだけで聞けませんでした」とちょっと残念そうだった。
女子で健闘している上久保は水巻善典、芹澤信雄と回って「2人ともすごく優しくて、おもしろくて、楽しかった」と笑顔を見せた。勉強になったのは「アプローチがうまくて、私はやらないランニングアプローチとか見て、勉強になりました」と話した。