「コスモヘルスカップ シニアトーナメント2022」が11月3日から2日間、千葉・平川CCで行われる。3回目の開催で、初めて有観客での開催となる。昨年このコースでの大会を制した細川和彦(51)が連覇と、5試合連続優勝中のプラヤド・マークセン(56)阻止が目標になる。
「マークセンですよね。連覇もありますし、いいイメージでやりたい」と細川は、自分の役回りを承知している。
昨年はシニアデビュー年で、何度も優勝を逃してきて終盤のこの大会で涙の優勝を飾った。「あっという間の1年でした」と、今年は2勝目を目指しながらうまくいかずに来た。賞金ランク18位と来年のシード権の確保にはめどがついているが「年1勝はしたい」と思いながら、またここまで来てしまった。
「先輩たちが『チャンピオン』と言ってくれるので、ありがたいです」という。ディフェンディングチャンピオの肩書はプレッシャーにならない?「いえ、モチベーションになります」と即答した。
前日まで試合があって、コースを回るのはこの日のプロアマ戦が初めてだった。「12フィートのグリーン(スピード)はいいですね。お先に、のパットが残らないんです。カップを抜けちゃったら、1メートルぐらい行っちゃう」と、グリーン攻略がカギのようだ。距離的には短い(6767ヤード、パー72)が、ドッグレッグホールが多く「去年よりティーが前なので、ティーショットが突き抜けたり、コントロールが必要。ティーショットから頭を使うコースですね」と感想を話した。
「2日間大会なので、初日次第。昨年は6アンダーで回った」と振り返る。ティーショットが重要という事ですが、自身の調子は?「調子がいい時は、打ちたいところに打てるんです。それを試す時が来たなと思っています。コツコツやっていきたい」。マークセンの6試合連続優勝を阻む一番手として、昨年このコースを制している細川に期待がかかっているのは間違いない。
(オフィシャルライター・赤坂厚)