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シニアツアー

【コスモヘルスカップ/前日】丸山茂樹は3年ぶりの試合を楽しみ出来る限りやる

2022年11月02日

 丸山茂樹(53)が、2019年コマツオープンでシニアデビュー以来3年ぶりにシニアツアーに登場する。

 日大の後輩が平川CCの社長ということもあり、推薦出場の話をもらって「試合を盛り上げるのなら、自分の役割でもあると思って」ツアーの場に出ることを決めた。「でも、自分に期待はまったくしていないんです。ケガも多いし、戦闘能力が休んじゃうとなくなってしまう。解説をしていて、ああだろう、こうだろうというのは7割がた合っているんだけど、現場で自分が現場に来た時に思うように体が動かないのは経験が遠ざかりすぎているというのもある」という。

 昨年 6 月に左肩腱板損傷の手術をした。東京オリンピック前にギプスは取れたが半年以上休んだ。肩は回復したが、今もレギュラー時代からの左親指付け根の痛みのほか、首や股関節痛などを抱えている。

 ゴルフは2016年からグリップをベースボールグリプにしてだいぶ自分のものになって来た。「6400~6500 ヤードのコースなら65~66 は出せる」というが、「こういうチャンピオン仕様にされると無理だね。(グリーンスピードが)11.5 フィートを超えると全く入らない」と不安はある。

 「久しぶりに友達に会えたし、ホスピタリティとしてはできる。一生懸命、できる限りのことはやります」と、3年ぶりのツアーに楽しみな部分もある。現在のシニアツアーについては「マークセンがすごすぎ。テレビでたまに見るけど、体の動きがきれい。メンタルは圧倒的に強いんだろうね。あれだけできる理由を見てみたいけど、一緒に回れる位置には行けないかな」。ちょっと残念そうな顔をしたが、闘う姿をみせられるのはなによりだ。