横尾要(50)が前半チャージして一時首位に立ち、大会を盛り上げて3位に食い込んだ。
最終ラウンドは4アンダーからスタートし、2番でまず1つ伸ばした。4番でピン左1メートル弱につけるバーディーで波に乗った。5番パー3では手前3メートルにつけてバーディー。6番ではピン奥9メートルを沈めて3連続バーディーとした。この時点で8アンダー。マークセンら最終組が足踏みする中でトップに立った。
「8番ぐらいでカメラマンの方が来たんで、何かあったのかなと」と、自分が首位に立ったことは知らなかったそうだ。折り返しでボードを見て自分を撮りに来たと納得したが「マークセンはまだパー5も残しているし、後半も伸ばしてくると思った」という。10番パー5で第2打を木の下に打ち込んで、何とかパーでしのぎ、これからという時に「パットが入りませんでしたねえ」と、チャンスをものにできずパーを重ねて、そのままホールアウトした。
7月24日に50歳を迎え、マルハンカップ太平洋クラブシニアでデビューし、7位となった。「今回、やっと上位に来たという感じです」と手ごたえを感じた試合になった。来年が本格参戦になるので、今年はシニアの雰囲気に慣れることが第一だろうか。ここまで戦ってきたツアーの印象は?「楽しい。予選落ちのない試合が多いので、気楽です。ホテルとかも気にしないでいい」という。今季は11月のコスモヘルスカップが最終戦になる。「よく知っているコースなので、頑張りたい」と、もうひと踏ん張りしたいところだ。