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シニアツアー

〔ISPS HANDAやっぱり面白いシニア/FR〕72歳・髙橋勝成が2日間エージシュートでスーパーシニア逆転優勝!

2022年10月23日

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 スーパーシニアの部は、今回初出場の高橋勝成(72)が通算1アンダーで制した。

 第1ラウンド首位の福沢孝秋に3打差でスタート。序盤で福沢が「3パットしか出なくなってどうにもならなかった」と脱落。高橋も10番でダブルボギーをたたいて通算イーブンパーに後退し、同じ組の初見充宣が一時アンダーで首位にたった。高橋は16番パー3でピンに当たってOKのバーディーで、ボギーにした初見と並んだ。18番、初見が3番ウッドのティーショットを「当たると池に行くかもしれない」とコントロールしようとしたが、トップしてチョロに。第2打で池の右まで運んだが、アプローチが強く入り過ぎてグリーンの反対側の池に。パーで収めた高橋が優勝を手にした。

 「なんか変な感じです。福沢君も初見君も優しすぎる」と転がり込んできた形の優勝に苦笑い。1オーバー72で2日連続のエージシュートを達成したが、こちらも「オーバーパーでもいいんでしょうか。なんかすっきりしないなあ」と、話した。

 今季は8月のファンケルクラシックあたりから「少しでも鍛えようと思って重いクラブを振っていたのが裏目に出て、体がおかしくなって。腰を痛めたと思っていたんですが、両肩が悪かった」と、スイングが崩れた。大会前に先輩の佐野修一に練習ラウンドを一緒に回ってもらいアドバイスをもらった。「僕のいい時を知っているので。『インパクトの形をつくってから振れ』って言われて、少し飛距離も出るようになった」と感謝した。「それより、仲間の寺西君や細川君があまりよくないので、そっちの方が心配です」と、最後は後輩たちを気遣っていた。