デービッド・スメイル(52=ニュージーランド)は「面白いコース」と笑顔を見せながら、6アンダー65で2位につけた。
終盤のイーグル一発で浮上した。インスタートの11番で先にボギーとしたが「ナイスカムバック」と12,13番連続バーディー。折り返して2番で5メートルを入れた。「今日はドライバーがいい感じ。セカンドが100ヤードぐらいでメニ、メニ、チャンスだった」と、ストレスなくプレーできたそう。迎えた8番パー5(521ヤード)。第2打でグリーン手前3ヤードぐらいまで運んで「チップインね、WOW,WOW」と自画自賛するイーグルを奪取。9番でも3メートルを入れて、いい上がりになった。
このコースはフェアウエーの真ん中に木があるホールが多く、飛距離が出る選手は木の上を越えていくが、木に触れる、木に当たる選手も続出している。スメイルは「木は気にならない。ドライバーの調子がいいから」とビッグスコアにつなげた。
ただ、不安もある。「パッティングがちょっとイップスみたいな感じ」と、突っかかる様子を再現しながら肩をすくめた。「毎日このぐらいのスコアが出ればいいんだけど。ドライバー、アイアン、自信ある。パター、自信ない」と、また肩をすくめた。パッティング次第では、日本シニアツアー初優勝も見えてくる。