田口康祐(55)が今季2戦目で5アンダーの4位と好スタートを切った。
「ここで取らないと、というホールでバーディーを取ったので、すごいいいスコアという感じはしないんですけど」と笑いながら「インでどれだけ伸ばせるか、と思ってスタートした」という。インスタートの10番パー5で12メートルに2オンしてバーディー発進。11番でボギーにしたが12番パー5で第2打をグリーン手前バンカーまで運び、5メートルと寄せきれなかったが入れてバーディー。17、18番でサンドウエッジでの第2打をともにOKにつけて前半3アンダーで折り返した。
後半は「よく拾いました」と我慢のゴルフだったが、6番で4メートル、8番パー5で1.5メートルにつけて2バーディー。この日3つのパー5は全てバーディーに仕留めた。「今日は決定的なミス、絶望駅な状況がなかったから」と笑った。
サラリーマンをしていてコンペに出ることになって20歳からゴルフを始めた。夜のスポーツニュースで尾崎将司の特集を見て「ゴルフっていいな」と思った。その直後にホールインワンを達成したことも後押ししてプロを目指した。茨城県のゴルフ場に入り、1996年にプロテストに合格。レギュラーでは成績を残せなかったが、シニアでやり残した夢を追っている。
4年前に左足首を粉砕骨折して、今も影響があるという。今大会はカートを利用できるのも体にはいい。6月からは茨城県のスパ&ゴルフリゾート久慈に所属も決まり、ゴルフに集中できる環境にもなった。
「初日、せっかくいいゴルフができたんで、明日からも頑張りたい。ティーショットをフェアウエーに置く、あそこに打つと決めて打つ、をやっていきたい」と、意気込んでいる。