ISPSのインターナショナル・アンバサダーを務めて、今大会のホストプロの1人である井戸木鴻樹(60)が3アンダーで首位4打差10位と好位置で発進した。
「ここは滑る訳にはいかへんので。そのプレッシャーもある」と、予選カットのある大会で、ホストとしてのプレッシャーを感じてスタートしたという。2番でボギーが先行した。4番で取り返し、8番パー5で第3打を1メートルにつけて、アンダーパーにして後半へ。
12番から猛チャージを見せた。12、13番連続で1メートルにつけてショットが好調。14番では5メートルを入れた。16番のボギーで一歩後退したのは残念だったが、ホストとしては上々のスタートになった。
昨年3勝を挙げて復活、長年のパッティングの悩みも解消したかに見えたが、今季開幕戦の金秀シニア沖縄オープン第2ラウンドでまた手が震える「症状」に。長尺や短尺を取り替えながら使ってみたがだめ。8月のファンケルクラシックの時に、長尺パターを使っている尾崎健夫に頼んで、長尺パターをもらった。「ジェットさんのは座りがいい。今日はパッティングが少しマシになったという事です」と笑った。
「まずは明日、予選を通るという感じになった時に、前向きに行ければ。ショットの感じは出てきている。パッティングで前向きになれるか。1回ミスるとすぐビビってしまうんで自分との駆け引きですね」。昨年は2日間大会の「ISPS HANDA」で優勝して弾みがついた。今回もホストプロの大会が転機になればいいのだが。