佐世保シニアオープン・スーパーシニアの部(6,197ヤード/パー72)は、レジェントプレーヤーが10名参加し、第1ラウンドでは73歳・海老原清治が70ストロークで回り、2位の青木基正に1打差をつけて単独首位。海老原と青木はそれぞれエージシュートを達成した。
海老原は「ナイスプレーだったよ。ノーボギーで我慢しました」と話し、上々のスタートをきった。「16番パー5はラッキーでした。セカンドショットが右に抜けて、舗装道路に当たって左に跳ねて、なんとピンそば50センチにくっついて。イーグル賞もあるというし、ご褒美がきましたね」と海老原は声を弾ませた。
スーパーシニアの部はエキシビジョンゲームではあるが、レジェントプレーヤーが熱い想いを胸に抱き、ベテランの技を繰り出しながらライバルとの駆け引きを楽しんでいる。「70歳過ぎても、試合をやらせていただいて感謝しています。青木基正さんとは、とてもよいライバル関係。顔を見ると元気がでる。お互い頑張ろうと言いながら今日は私がやっつけることができました」。満足のいく一日となったに違いない。
そんな海老原にも悩みがあるという。「最近、年齢とともにスイングが難しくて、ドライバーはティーアップしているから当たるんだけど、直接地面にあるものは難しくなりましたね。練習場で苦戦していた時に鷹巣南雄さんから『右肩が浮くの早くないか』って言われて、右肩を意識して下へ打ちだしたら何となく当たりだしたりして、色々と工夫するようにしています」と振り返り、「アドバイスしてもらったしね、お昼でもごちそうしなきゃねぇ(笑い)と、長く続く良好な関係を喜んでいた。
スーパーシニア【1R成績表】 (PDF)