今季シニアルーキーとしてシニア4戦目に挑む宮本勝昌が、期待を裏切らず65をマークし7アンダー首位タイで第1ラウンドを終えた。
「バーディーがたくさん取れました。今日はティーショットも良かったし、ショートゲームもパッティングも良かったので、スコアが作りやすかったです」と宮本は白い歯を見せた。「ラッキーだった」と宮本が振り返った3番パー5ホールではOB際でボールが見つかってパーセーブ。続く4、5番で連続バーディーと流れを作り前半33をマーク。後半もバーディーチャンスを逃さずスコアを伸ばして後半32とし65ストローク、7アンダーと好スタートをきった。
宮本にとって流れの良い第1ラウンドだった。室田淳、井戸木鴻樹という大ベテラン選手との同組で「シニアに出場して初めて60歳を越える先輩方とまわったので、これこそシニアツアーっぽいなぁって、楽しく回らせてもらいました。それと所属先(シーミュージック)の社長が帯同キャディーとして気遣っていただいたり緊張もしますけど、新鮮な時間でした」と振り返る。
レギュラーツアー12勝を挙げている実力があるからこそ、シニアツアーでも初優勝の期待がかかる。今シーズンはレギュラーとシニア2足のわらじを履いてトーナメントに出場。8月のレギュラーツアー・セガサミーカップから数えて現在9週連続で試合に出場している宮本だが、ゴルフのピークをこの秋の週に照準を合わせて調整している。
シニアデビュー戦のコマツオープンは7位、日本シニアオープン6位、そして日本プロシニアは2位。出場3試合はいずれも上位の成績で、順位もジワジワとあげてきた。だからこそ佐世保シニアオープンでは優勝という結果を残し、来週の日本オープン選手権、さらに来シーズンの活躍につなげたいところだ。