レギュラー5勝、シニア15勝を挙げ、3度シニア賞金王のタイトルを獲っているプラヤド・マークセン。先週取り寄せたパター(オデッセイ#7)のタッチがようやく合ってきていることもあり、久々に優勝争いメンバーに名乗りを上げた。
最終ラウンドは6バーディー・ノーボギー66をマーク、安定したプレーで他の追随を寄せ付けなかったが、深堀だけはしっかりマークセンを捉えていた。通算13アンダーとしたマークセンと深堀がプレーオフへ突入した。
18番パー5、プレーオフ2ホール目。セカンドショットが左のグリーンサイドにあるカートパス方向へ。深いラフからマークセンのアプローチはグリーンに届かず、先にアプローチを寄せた深堀がバーディーを決めたことで、深堀に軍配が上がり、マークセンは優勝を叶えられなかった。
それでもマークセンは、最終ラウンドの目標だった「5アンダー」以上を達成し「3日間、大好きな小松CCで良いゴルフができました。プレーオフまで自分のゴルフをやり切った結果ですので、満足しています。深堀さんは、後半9ホール、そして最後まで素晴らしいプレーを見せてくれました」とライバルの戦いを賞賛した。
「この調子で来週の日本シニアオープンでは優勝したい」と、マークセンは快ゴルフで得た自信を胸に、公式戦へ挑むことになる。