「ショットの調子はいいんです」とホールアウト後久々に笑顔をみせたプラヤド・マークセン。今年は鳴りを潜めていて、スターツシニアの2位が最高位、現在賞金ランキングは11位にとどまっている。
スタート1番パー5では2オンに成功してバーディーを先行。続く2番パー3では1.5メートルのチャンスを外してパー。5番パー5では2メートルを沈めて2つ目のバーディー。6番パー4(358ヤード)は会心のドライバーショット、残り50ヤードを60度のウェッジで1.5メートルにつけてバーディーを重ねた。
唯一のボギーは15番パー4。セカンドショットグリーン左のラフへ入り1メートルのパーパットを決められなかったが、18番でも15メートルのイーグルパットをわずかに外しただけ。残り3ホールでスコアを戻し、2016年のコマツオープン覇者がスコアボードの最上位に名前を載せてきた。
パッティングの不調に悩まされ続け、オフの日には中古ゴルフショップ巡りもするほど。今週マークセンはパターをオデッセイ角型に変えたという。「まだ信用してなくて、パッティングが決まらない。芝とのタッチがいまいち合わないんです。それでも前回のマルハン太平洋よりは良くなった」という。ドライバーとアイアンは試合をこなせばこなすほど、ショットの精度が増してくる。「ショットは問題ないので、最終日の目標は5アンダーだと思っています。この新しいパターでタッチが決まり始めたら勝てます」。マークセンは堂々の優勝宣言も飛び出した。
ただ今回、大好きな小松滞在での悩みもある。「いつも泊まってる温泉ホテルのお湯が熱くて熱くて浸かっていられないんですよ(笑い)。今夜はどうしようかなぁ」とマークセン。気持ちがリフレッシュできる新しい温泉スポットを探しにでかけ、最終ラウンドに向けて、心と身体を整える。