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シニアツアー

【スターツシニア/FR】平塚哲二がボギーフリー「67」でシニアベスト2位「この1、2年のうちに勝ちたい」

2022年06月19日

 昨年の最終戦、「いわさき白露シニア」でシニアデビューを果たしたレギュラーツアー通算6勝の平塚哲二。その試合ではプレーオフに1打足りずに3位と存在感を示した。フル参戦している今年は、ここまで思ったような成績を残せていなかった。しかし、今大会では最終日にボギーフリーの「67」をマークして、シニアベストの2位タイでフィニッシュ。上がりの17、18番では連続バーディを奪い「ご褒美です」と笑顔を見せた。



 17年にレギュラーツアーのシードから陥落したが、シニアに向けて「試合勘がなくならないように」下部ツアー出場を続けていた。シニアベストの2位については、「飛ばさなくてもいいから、自分の直したいところを意識して、安全に安全に、丁寧にゴルフをしたらこういう結果になりました」と平塚は話す。



 これで昨年からシニア5試合に出場した。レギュラーツアーとシニアツアーの違いについては「(シニアは)予選落ちがないから気楽ですよね、それとちょっと距離が短いのでパー5で2オンを狙えるホールが1、2個ある。レギュラーツアー時代は2オンを狙えなかったのに」という。この日も最終18番パー5では、ティショットが左に曲がるも、木に当たってラフまで戻ってくるラッキー。そこから「最後だから行ってしまえ」と果敢に2オンを狙った。ボールはグリーン奥のバンカーまで飛んだが、そこから2つで沈めてバーディを奪っている。



 レギュラーツアー時代は大酒飲みで知られていた平塚。「昔は2時とか3時までよく飲んでいましたね。今はそうしたら持たないです。次の日辛いので、10、11時は帰ります(笑)」と酒の量は“やや”減ったようだ。若いときは最終日最終組で回る前日に、3時まで飲み歩いたという話もある。



 今年の目標について聞くと、「シードを確保することです」と賞金ランキング30位以内のシード権が第一優先。続けて「この1、2年のうちに勝ちたいですね。勝っておけば気持ちも楽なんですけどね」と話す。シニアツアーでは一番若いルーキーの50歳が全盛期。1年経つごとにどんどん思うように体が動かなくなり、優勝のチャンスが減っていく。「後半戦に入っても戦えるように体も鍛えてやりたいと思います」と、シーズンが開幕してから休んでいたトレーニングを再開し、届きそうな手応えを感じているシニア初優勝を狙いにいく。