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シニアツアー

【スターツシニア/2R】シニア初優勝に向けてチャンス到来!藤田がトーナメントリーダーを守り抜く

2022年06月18日

「第22回スターツシニアゴルフトーナメント」の第2ラウンド。首位タイスタートの藤田寛之(53)が6つスコアを伸ばし2位に3打差をつけ通算14アンダーで単独首位。2019年シニア賞金王のタワン・ウィラチャン(55)、大会2勝をあげているプラヤド・マークセン(56)が2位グループ。さらに1打差4位には細川和彦(51)が続いている。

「練習の時に芹澤プロに見てもらったら、スイングが劇的に変わりまして、非常にショットが安定しつつありますね」と語ったトーナメントリーダー藤田寛之。所々危ない所もありながらも、良いパットが入ったりで上手くパーセーブしながら36ホール・ノーボギーでホールアウト。2日前に53歳の誕生日を迎え、ゴルフが良くなっている。「少しでもいいプレーをしたいなと思います。53 歳はそんなにうれしいものではないですけど・・・。恥ずかしい感じです(笑)」と照れくささもある中で、シニア初優勝に向けた第2ラウンドを終えた。

「大きなチャンスだと思うので明日は一生懸命そこに向かってプレーをしていきたいと思います。明日もこういうゴルフ出来れば良いし、スコアを伸ばしてくる人もいるし、ウィラチャンやマークセンもいるので、自分がスコアを伸ばせないと優勝できないと思う。簡単ではないと思います」と慎重な気持ちも伺える。


 36ホールを終えて、自分の立ち位置も把握。「18 アンダーいけばかな。自分が 68 以下でまわれば 70%~80%は勝てるのかなと思いますけど、それを一つの目標としてやりたい」と思いも新たにする。「シニア3年目でシニアのレベルもだんだん分かってきましたし、4つ、5 つ伸ばせば大丈夫かなと思います」と藤田はターゲットスコアをあげた。久々に緊張感のある中でのラウンドは、笑える緊張があると、帯同キャディとも会話がある。それでも「こういうところでプレーできる喜びというか、プロも叱られてばかりだと気が滅入りますし、今日もギャラリ―の人に楽しんでもらえているなと感じながらプレーが出来ている。そうすると少しは自分を褒められます」と、優勝争いできる幸せを噛み締める。

「でも、楽しいですね。みんながシニアツアーを楽しいって言っているのが分かる気がします」と藤田は心地良さとプレッシャーのはざまで、最終ラウンドを戦い抜く。