すまいーだシニアカップの会場で、本年度PGAシニアツアーに初参加する選手を対象にした「ルーキー研修」が行われた。研修の冒頭では1988年からスタートしたシニアツアーは11試合、賞金総額11億9000万円だったという経緯が説明され、先人プロたちの努力により、現在のシニアツアーに繋がっているということが示された。試合数だけでみれば、最も多い1991年には26試合が行われている。年月を重ねて、今年は14試合で賞金総額6億8700万円という規模にまで成長。新世代のシニアプレーヤーに、シニアツアーの魅力をしっかりと考えてもらいたいという絶好の機会でもある。
その他の項目としては、シニアツアーエントリーやレジストレーション、プロアマを通じてスポンサーへの感謝を伝える大切さや試合での振る舞い、練習規則など、細かなオペレーションが約1時間にわたり伝えられた。抗原検査に関する疑問や、トーナメント中の選手サービス等の質問もあり、開幕からこれまで2戦に参加してきた選手も、この場を通じてツアーに向き合う気持ちが一段と引き締まったようだ。