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【新人戦・前日】地元・中部学院大学在籍の新人プロが恩返しの舞台に立つ

2022年12月21日

 開催コースのある岐阜には中部学院大学があり、スポーツ健康科学部に所属する4名の学生が今年の資格認定プロテスト合格を掴んだ。4年生ということで、学業も部活動も精力的に励み、時間をかけて育んだ仲間の結束がある。

 キャプテンの服部雅也は「緊張感の中でゴルフは自分との戦いが求められます。プレッシャーの中で自分のプレーを創り出すことが本当に楽しいんです」と笑顔を見せる。大会前日は初のプロアマ戦にも参加したが「アマチュアの方と楽しい時間が過ごせたと思います。この貴重な経験を生かして、これからプロとして見守っていただければ嬉しいです」と充実した一日を振り返った。

 藤田輝人は「ツアー出場を目指します。来年は予選会に通過できるようきちんと備える年にします」と目標を定める。「ツアー出場」という藤田と同じ夢を口にした阪口亮太は「大勢のギャラリーを魅了できるプロになりたい」と意欲を語った。最終プロテストでは崖っぷちの初日122位から起死回生の挽回を見せ14位で合格を勝ち取った冨田幸暉は「レギュラーツアーで優勝して、お世話になった人へ感謝を示したい。目標は25歳までのあと3年です」とモチベーションは高い。

 

 

 静岡・掛川で行われた入会セミナーの翌日(12月17日)には、中部学院大学のOBや関係者が約200人集まり、富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場で4名の祝勝コンペが開かれたという。阪口は「コンペを通じて、先輩方が応援してくれることが本当に有り難かった」と繰り返して感謝する。入会セミナーで受講した接客やマナー講座を思い出したといい、藤田は「面前での立ち振る舞いやスピーチは早速実践することができたので、本当に良かったです」と振り返る。

 大学ゴルフ部で過ごしたこの4年間は、貴重な経験を積んだ年月でもある。入会セミナーの期間に毎日食事をサポートしてくれたスポンサーの方や、祝勝コンペを開いてくれた方々へ、新人戦というプロの舞台で吉報を届けたい。