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〔日立3ツアーズ選手権・前日〕PGAチームは4勝目を挙げるべく、最強メンバーで挑みます

2022年12月10日

(左から)鈴木、兼本、マークセン、深堀、塚田  ※藤田はQT出場のためこの日は不在

 2005年から第1回がスタートした「Hitachi 3tours Championship」(日立3ツアーズ選手権)は今年第17回目を迎え、千葉県にある大栄カントリー倶楽部で12月11日に開催される。

 2022年シーズンに輝きを放った各ツアーを代表する18名の“最強のメンバー”が集結。今年の顔とも言えるチームペアを組むことも注目ポイント。仲の良さなのか相性なのか、はたまた時の運で流れを作るのか。毎年チームのプライドをかけた熱い戦いで、シーズンを締めくくるべく選手達が最高のパフォーマンスをゴルフファンの皆様に届ける注目の一戦となる。PGAチームは第5回(2009年)、第8回(2012年)、第14回(2018年)の3勝をマークしており、最強メンバーをそろえた今年は4勝目が期待される。

 PGA、JGTO、JLPGAの3団体の熱い戦いだが、今年はPGAが3ツアーズ幹事団体になる役回りの年でもある。トーナメントには欠かせないチーフルールズ(競技委員長)もPGA飯田雅樹専門競技委員が任命された。実践の中でPGAが有利というわけではないが、飯田チーフルールズは「PGAにも健闘してもらいたいですが、トッププレーヤーばかりで実力伯仲ですし、どのチームにとっても駆け引きある面白いゲームになると思っています。3番パー4(361ヤード)と最終9番ホールを面白くしました。3番は3団体が同じティーでスタートしますし、9番ホールはワンオンチャレンジが可能なパー4(PGAチームは280ヤード)というコースセッティングになっています」と見どころを伝えた。

 PGAチームは300ヤードの飛ばし屋・

兼本貴司

を筆頭に、6試合連続優勝を飾り、絶対安定の280ヤードを武器とする

プラヤド・マークセン

がいる。飯田チーフルールズは「

鈴木亨

選手と

深堀圭一郎

選手は百戦錬磨ですから全体的にバランスがとれていますし、

藤田寛之

選手もレギュラーとシニアツアーを現役で戦い抜くパッティングの名手。

塚田好宣

選手は切れのあるショットが見どころですよ」と今季シニアツアー全試合を経験しているからこそ、PGAチームの選手バランスの良さを絶賛した。

 今年のメンバーは年齢順で賞金王のプラヤド・マークセンと鈴木亨が56歳で最年長となるが、マークセンが1学年上。マークセンは「今年は6勝とたくさん勝てたのでとてもハッピーな一年でした。先週はアジアンツアーに出場して予選通過しましたが45位。それでも調子は上々です」と試合勘を絶やさないでいる。日立3ツアーズは6回目の出場で、なんといってもいろんな選手とプレーできることが魅力だという。「違うチームの選手ともゴルフを通じて仲良くなりたいですし、色々と学びたい」と意欲満々でマークセンスマイルも健在だ。

 「鈴木家念願の日立3ツアーズ選手権出場なんですよ」と、満面の笑みでやる気みなぎるのが鈴木亨。地元千葉開催ということも鈴木にとっては身近であこがれる試合という位置付けだった。「シニア入りしてからは当然3ツアーズには出られるなってずっと思っていたくらいだったんですけど、賞金ランク2位の年は終盤の試合で追い上げしたからメンバー選抜からは外れたり、これなら出場可能なランキングだと思っていたのに、最後押し出されたりと悔しい思いでした。今年は春先から目標は日立3ツアーズになっていましたから、ゲームが本当に楽しみです」と念願の出場が叶って笑顔が絶えない。

「息子の貴之が帯同キャディを務めてくれるのはとても心強いですし、家族の期待を背負って、チーム優勝に貢献をしたいですね」とショットメーカー鈴木もエンジンの調子をあげて、PGAの中心となってシニアパワーを見せつける。

 今年は1日2,000人(一般来場)の入場制限を設け開催する。開催においては今年も「日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に則り、感染症専門の医師からの助言をもとに徹底した感染防止対策を講じて行う。チケット販売は前売り券のみとなっている。