首位山下に1打差の2位に着けたのが林照康(68・TP-A)。インスタートから始まり、13、14番でバーディー奪取。しかし15、16番でボギー、18番では痛恨の3パットボギーとスコアを落とすが、後半1番パー4ではショットが冴えて、OKの距離につけてバーディーとする。しのぎながら7番パー5では2メートルに着けてスコアを戻し、無難なマネジメントも功を奏してイーブンパー2位フィニッシュとなった。
スコアを伸ばすチャンスは幾度とあったが、パッティングが決めきれないものの、プロ仲間である山下英章に次ぐ好位置で、優勝争いに名乗りを挙げることができてモチベーションも高まる。「よし、最終ラウンドは最後までうっちゃりを狙いますよ」と林は笑みを浮かべる。アテスト場では最終日のペアリングを見据えて、気持ちも高まる中で「ベテラン選手との対決、やるしかないよね。チーム関西(谷中宏至、西川貴祥)とチーム中部(山下英章、林照康)で、面白い対決が見られると思うよ」と期待を寄せる。
長年のライバルと慕っていた先輩プロとの同組直接対決に、ショットが冴えてきている林は、逆転優勝もあり得るこの機会をしっかりと狙い撃ちしたい。