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ティーチングプロ

〔TCPゴールドシニア/1R〕大会3勝目を狙う山下英章が1アンダー首位に

2022年11月09日

 三重県の阿山カンツリー倶楽部で行われている68歳以上のティーチングプロ会員で競われる「

第2回PGAティーチングプロゴールドシニア選手権大会

」は山下英章(69・TP-A)が1アンダーで首位。谷中宏至(74・TPーA)が74ストロークでエージシュート、また中根初男がホールインワンを達成した。

 山下英章(69・TP-A)が4バーディー1ボギー、71ストロークで唯一のアンダーパーをマークし第1ラウンドで首位に立った。

 アウトスタート1番パー4でバーディー発進したが、続く2番でボギー。チャンスを掴めないまま8番パー3ではグリーン手前から10メートルが入り、前半1アンダーとする。後半11番パー5でボギーにするも、12番パー3では50センチにつけてバウンスバックに成功。続く13番でも2メートルのバーディーを決めてスコアを伸ばしたが、16番パー5では3パットボギー。出入りのある内容でも、唯一アンダーパーとスコアをまとめて優勝争いができる位置についた。

 大会前日の練習ラウンドで「ようやくクラブが握れた」と言った。理由は帯状疱疹の発症で左の指先までしびれが続いていた。10月下旬に「ISPS HANDAスーパーシニアの部」に出場し、その後香川県オープンにも出場。神経をすり減らしながら、車や電車での長距離移動が続き、山下は体調を崩してしまったようだ。「初めての帯状疱疹でしたよ。性格がデリケートだってわかりました」と笑顔を見せる。

 山下は石川にある能登カントリークラブに所属していて、来年は公式戦・日本シニアオープンの開催が決定しているコースでもある。普段はレッスン活動に励む一方で、ゴルフ場の営業や監修などに携わる日々を過ごしている。「休みという休みは無いですが、ゴルフの仕事をしている以上、お世話になっている所属コースの為には、私にできることは全力で対応します」と口元を引き締めた。2013、15年とティーチングプログランドシニアで2勝を挙げている山下は、所属コースの看板を掲げて、3勝目奪取に意欲を燃やす。