三重県にある阿山カンツリー倶楽部で「第11回PGAティーチングプログランドシニア選手権大会」が、11月9、10日の2日間56名の参加者で開催される。グランドシニア3年目を迎えた浜田節夫が大会連覇に挑む。
浜田は2010年ティーチングプロシニア選手権、2021年ティーチングプログランドシニア選手権と2つのティーチングプロタイトルを獲得している。ディフェンディングチャンピオンとして挑む戦いになるが「実は10月の日本プロシニア選手権あたりから腰痛が発症してしまって。湿布はりながら、針打ちながら、痛み止め飲みながらやってました」と告白。
初めての腰痛に「ティーアップとかグリーンでボールを拾うときとか、かがむ姿勢辛かったんですよ。ゴルフに集中できなかった。軽めのギックリ腰みたいでした」と、大会も予選落ちとなり残念がった。全治一か月を乗り越え、ようやく先週のティーチングプロシニア選手権で自分のショットが戻り、28位タイで大会を終えられた。
復活の兆しが見え始めた大会前日は、先週のティーチングプロシニア選手権覇者・伊藤正己、2016年ティーチングプロシニア選手権大会覇者・近藤年弘と一緒に練習ラウンドを共にした。優勝を経験している仲間から学びや収穫がたくさん得られた時間となった。「自分には足りないものが彼らにはありましたし、足りないものをどうやって身に着けるか勉強になりました。特にグリーンリーディーングや、パッティングの打ちだしなんかは参考になりましたね」と充実した表情をみせる。
「タテ距離をどうやって合わせられるか。合わせられたら、彼らといいゲームができそうです」。浜田はようやく腰痛から解放され、ストレスなく打てるようになった切れのあるショットを武器に戦いに挑む。