松永圭史(57)が4バーディー2ボギーの70をマークし4位タイにつけた。大会前日はショットが良くなかったので不安を抱えてのスタートだった。
イン10番ホールからスタートした松永は、11番ホールをボギーにするが、14番パー5ホールでは左のガードバンカーから出し、ピンまで15ヤードの長いパッティングを沈めた。スコアを戻したところで気持ちが安定し、17番、18番と連続で完璧なティーショットを放ち2つのバーディーでスコアを伸ばした。ショットにも自信が生まれ2回直接にピンに当たった。最終9番パー5ホールではセカンドショットを池にいれたがパーでしのぐことができ、2アンダー4位と上位グループに入ることができた。
シニア入り8年目の松永は、ティーチングプロシニア選手権出場は皆勤賞。「1年に1度の大会ですからね、大会に向けて日々気持ちも引き締まります。楽しみにしてきました」と笑顔になる。大阪府にある天野山カントリークラブに隣接している打撃練習場「天野山ゴルフ教室」でレッスンをしている。ゴルフ場からの所属を含めると33年間レッスンに携わっているという。「PGA公認ゴルフスクールの看板の下、大勢のレッスン生が来てくれています。生徒さんにも良い報告ができたらいいですね」。最終ラウンドでも高いショットの精度をキープすることができれば、逆転優勝という皆勤賞のご褒美がついてくるかもしれない。