宇佐美祐樹(33)が最終18番でバーディーを奪って首位に1打差に迫って優勝へ望みをつないだが、2位となった。
「今日は前半からバーディーを多く取れた」と、最終組の1つ前で4バーディー、1ボギーで3つスコアを伸ばして通算8アンダーで折り返した。10番で2.5メートル、11番で2メートルにつけて連続バーディーを奪い、この時点で10アンダーとして首位に並んだ。「14番以降に伸ばせなかったのがいけなかった」と振り返るように、17番で10メートルから3パットのボギーにして1歩後退。16番でバーディーを取った首位坂本と2打差になってしまった。「最終ホールはバーディーを取るしかないと思いました。右手前5メートルぐらいの上りのパットで、先に2人が打ってくれたのでラインは分かった」と、きっちりと決めて首位に1打差として最終組の坂本を待った。坂本がパーで上がったため、残念ながら2位が確定した。
今年はレギュラーツアーではQTをサードで落ち、ABEMAツアーにも出られない。「この試合に出させていただくのはいいチャンスで、自分にとっては貴重な試合です。そこでいいグリーンはじめ、ツアーと同じぐらいのセッティングでできてよかった。少ない機会の中でチャンスをつかめる試合になりました」という。
今後は「予選会やマンデーなどからツアーを目指したい」という。「今回はティーショットがもう少しよければもっと楽に回れて、いいスコアになったと思います。でも、悪いながらもよく頑張れたかなとも思います」と、手ごたえをつかんだ試合になった。