17日、いぶすきゴルフクラブ(パー72、6,946ヤード)で最終ラウンドが行われ、2023PGAシニアツアー予選会出場優先ランキングが決定した。
朝10時頃から開聞岳周辺で雨が降り始め、だんだんと気温も下がり、厳しいコンディションでの戦いが強いられた。アンダーパーでホールアウト出来たのはわずか11名。混戦を制したのは、第2ラウンドで67をマークし6アンダーで首位のジーブ・ミルカ・シン(51)が、最終ラウンドは上位の選手がスコアを伸ばせない中で我慢の72で回りトップ通過を果たし、1年間のシード権を獲得。
シンは「今週はIBUSUKIの素晴らしいコースコンディションでプレーすることができたので、目標だったツアーカードを獲ることができました。本当にみなさまありがとうございました。昨年に続き日本で戦えることを楽しみにしています」と声を弾ませた。 首位とは2打差の4アンダー2位にシニア3年目の矢澤直樹(52)が着けた。3位に今井克宗(50)、4位にグレゴリー・マイヤー(61)が続いた。10位まではシーズン参戦が可能で、11位以降のランキングは出場人数の多さや欠場者によって出場資格が発生する。
トップ10入りを果たした選手
◇ 1 ジーブ・ミルカ・シン (51) インド出身、ヨーロピアンツアー4勝、レギュラーツアー4勝
◇ 2 矢澤 直樹 (52) ドリームショットGC
◇ 3 今井 克宗 (50) レギュラー2勝
◇ 4 グレゴリー・マイヤー (61) シニア3勝
◇ 5 パク・スンピル (51) 韓国出身、日本シニア初参戦
◇ 6 伊藤 修司 (49) シニアルーキー
◇ 7 田村 尚之 (58) シニア2勝
◇ 8 山下 和宏 (49) シニアルーキー
◇ 9 南崎 次郎 (53) シニア3年目
◇ 10 溝口 英二 (58) レギュラー2勝、シニア3勝
多彩な顔ぶれがそろったシニアツアー。今年シニアツアーは14試合が用意され、4月に沖縄にある喜瀬カントリークラブで「金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント2023」よりスタートする。