52歳・村上克佳が、最終予選第1ラウンドを2アンダー70ストロークでプレーし、2位グループに着けて好スタートを切った。
「10番ホールから第1組目でスタートを切ったのでプレーリズムは良かったですし、風の影響はかろうじて少なかったのかもしれませんね」と一日を振り返った。スタートから2ホール目となる11番パー4ホールでボギーが先行したが、ショットの精度を頼りに慎重にゲームを進めて18番パー5ではショットをOKの距離につけて初バーディー奪取。後半は感覚を頼りにしながら、3番パー4でOKバーディー。4番パー3から風が強く吹き始めショットコントロールに手こずり、このホールはボギーとしてしまうが、5番パー5でバウンスバックに成功。8番パー5でも4つ目のバーディー奪取に成功して70ストロークで好位置に着けることができた。
「風の読みが難しいです。そんな中でグリーンを外してしまうと、グリーン回りの難しいアプローチが求められますから慎重になりました」と口元を引き締めた。「グリーン周りではティフトンが入った芝だったらアプローチの距離がつかみずらいので、パターを使おうということは決めていました。それとパー5ホールではボギーはしないこと。パー3では状況判断を誤らないことと自分なりのルールを決めていた」とマネジメントに徹底。村上はパー5で計3つのバーディーを獲り、苦手だというアプローチショットは1ピンの距離に着けられ、それまでの流れをパッティングにつなげられた。
村上は「あと2日。アンダーバーがでるといいですけど、とりあえずは目標はボギーなしのゴルフ。風次第ですが、それは僕の目指すべきノーボギーなんです」と、口元を引き締める。昨年の最終予選会は12位に着け、シーズン13試合はほぼフル出場という経験値を得ることができた。今年こそはパフォーマンスを引き出せる最大のチャンスということもあり、得意のパッティングを生かして、残り2日に掛ける。