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グランドゴールド

【日本GGユニテックスHD杯/FR】ゴールドルーキー・草野忠重は最終ラウンドで69の健闘を示し、大ベテランプロに並んで2位タイ

2023年09月30日

今年の関西プロゴルフゴールドシニア選手権では、会場のくまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースをホームコースとし、初日3アンダー首位に立ちながらも最終ラウンドで逆転負けを期してしまった草野忠重(67)が、リベンジを誓い日本ゴールドで通算6アンダー2位タイに入る健闘をみせた。

最終ラウンド、最終組でプレーした草野は「いやー、ぜんぜん違うゴルフレベルでした」とホールアウト後は感想をこぼしたが、日本ゴールド2日間は69・69と連日の60台をマークして大健闘だった。前半は1バーディー・1ボギーのイーブンパーでターン。「ツアーで活躍していた飯合さん、室田さん、髙橋さんとのラウンドは緊張もあったし、自分のゴルフ位置を確かめていたのですが、やっぱりぜんぜん飛距離も足りなかった」と白旗を上げた。興奮状態から平常心を取り戻して後半に入ると、10、11番で連続バーディーを仕留めたが、ボギー・バーディー・ボギー・バーディーと一進一退を繰り返す。強弱のある風を見極めながら、難易度の高い最終18番でバーディーフィニッシュを飾り、見事2位タイという成績はゴールドルーキーとして必死に戦い抜いた証でもある。

草野が育ったくまもと阿蘇カントリークラブは、長いコースレイアウトを攻略するというよりも、小技をどれだけ利かせられるかというコース。研修生時代から培ったショートゲームが、今回ゴールドシニアの最終日最終ラウンドで生きてきた。「今回は大ベテランの先輩プロたちと18ホールご一緒させてもらって、すべてが勉強になりましたよ。ティーショットの飛距離は到底かないませんでしたが、打ち方ひとつひとつが目からうろこでした。同じものを求めるわけでもなく、今後自分の飛距離レベルを上げられるヒントがありました。来年に向けてのモチベーションになります」と目を輝かせた。

明日10月1日は、草野は68歳の誕生日。「こうやってゴールドシニア入りを果たして、全力で楽しんだ良い一年でした」と笑顔で振り返る。緊張感あふれた日本ゴールドの最終日最終ラウンドで、自分なりの新テーマが得られたという草野。来年の大会では、さらにレベルアップしたプレーでゴルフファンを魅了してくれるに違いない。