「日本プロゴルフゴールドシニア選手権~ユニテックスHDカップ2023~」の第1ラウンドが9月29日に行われた。ゴールドの部(68歳以上)で高橋勝成(73)、室田淳(68)がそれぞれ5アンダーでエージシュート達成し首位に並ぶ。大会は入場無料で期間中はYoutube配信で試合を盛り上げる。
ゴールドの部で首位に立った髙橋勝成は2021年日本ゴールドシニア覇者でもある。第1ラウンドは5バーディー・ボギーフリー。叩き出した67ストロークは、悠々エージシュート達成を見せつけた。「60台で回るのは気持ちいいですね。同組のメンバーが和やかだし、良いライバルだし、気持ち良くできましたから」と白い歯をのぞかせた。
髙橋はレギュラーツアー10勝、シニアツアー13勝、グランドシニア2勝、ゴールドシニアで3勝を挙げているスーパーシニア。そんな大ベテランでも、年齢を重ねると叶わない絶対飛距離が出てくるのも事実で、マネジメント力でカバーをすることが必要になってくるのだ。
「セカンド距離が長いとユーティリティで打ったりするんですけど、今回はアイアンが使えるので自分で納得できるゴルフができましたね」。今年も最高齢プレーヤーとしてシニアツアーにフル参戦している髙橋は、ゴールドシニアのカテゴリーではまだ中堅。「先輩たちも多くいますが、でるからには優勝を狙っていますよ。・・・一応そう言っておく(笑)。今日と同じスコアで回りたい。そういう夢は抱いていたい」。大志を抱く73歳・髙橋勝成は、最終日もティーグランドから自分だけのこだわりあるワンショットを放って、日本ゴールド2勝目を目指す。