首位に4打差をつけられたが、ゴールドルーキーで初出場の時田陽充(67)がこの日73ストロークと1つスコアを崩したものの、147ストロークで2位タイでフィニッシュした。「初日は2オーバーと好位置に着けられてはいたのですが、今日は雨の中、最後まで我慢を強いられて、何とかしのいだ形です」と肩の荷を下ろした。
スタート1番ホールをボギーにしてしまったが、3番パー5をバーディーでスコアを戻す。しかし5番から2連続ボギー。ここから得意なパッティングが光り、7番パー4ではバウンスバックに成功。9、10番を連続バーディーとしてエンジンがかかり始めた。ところが13番ホールから雨風が強まり、15番パー3ではパッティングのタッチが合わずボギーとし、17番でもボギーでさらにスコアを落とす。迎えた最終18番では集中力を切らさずに、1ピンほどのパーパットをきちんと沈めることができた。通算3オーバーで最終成績は4位。上位4名に与えられる日本ゴールド出場の切符を手に入れた。
「『全日本に出場』という目標を忘れずにプレーを続けられました。この経験も活かし、9月の日本ゴールドでは良いパフォーマンスを示したい」と時田は飛躍を誓った。