船橋カントリークラブで１６日に行われている船橋ＣＣ杯関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会の第１ラウンド。尾崎健夫（６９）が６バーディーノーボギーの６アンダーで単独首位発進。２打差の４アンダー２位タイに室田淳（６７）、横島由一（７１）。３アンダー３位タイには前年覇者・大野雅幸（７２）、大屋和茂（６８）が続く展開となっている。
初日首位スタートに立ったのが６アンダーボギーフリーの尾崎健夫（６９）。「前半は室田。３１だよ。でも後半は俺に風が吹いたね」。スコアを提出して、自信あふれるラウンドに「どこでインタビューするんだ」。これぞジェット節という言葉が聞こえてきた。
「今日はティーショットが良く、ボギーが来る感じはなかったね」。ゴールドシニアではロングヒッターの尾崎は前半のパー５の５番、７番で難なくバーディーを奪う。後半のインコースでは１３番パー５で１つ目のバーディー、１５番では１、５メートル、１７番５メートルのバーディーパットをカップイン。最終１８番では第２打をグリーン手前のバンカーに入れたが、OK距離にナイスリカバリーでバーディーフィニッシュ。第１ランドを６アンダーでホールアウト。
「久しぶりに良いプレーができたね。でもほんとに前半の室田は１つ次元が違うゴルフだと感じたよ。短いパターを外しても３１だから」。風向きが少しずつ変わってきた後半のインコースで、すかさず４バーディーを奪う展開も、レギュラー１５勝、シニア５勝を挙げているジェットの実力なのかもしれない。
「昔よくプレーしたコースなんだよ。研修会でよく回ったよ。でもちょっと違うね」。今回のセッティングは６，２２５ｙａｒｄ／Ｐａｒ７２ということもあり、フルバックからプレーしていた時は感じなかったが、ティーグランドが前になったことで落下地点フェアウェイが狭くなっている部分もあり、若いころに経験したイメージと違った難しさも感じてるようだ。
「まぐれでもいいから優勝したいね。でも室田にはなかなか隙が見えない。６打差ぐらいあればいいだけどね」。尾崎の感じている短いセッティングによる難しさは、室田も感じている部分かもしれない。今日後半のように隙を見逃さないゴルフを展開できれば勝機は転がってくるだろう。