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グランドゴールド

【船橋CC杯関東ゴールド/1R】横島由一は大満足ゴルフで4アンダー2位タイ発進

2023年05月16日

 2位タイ横島由一(71)は「大満足なゴルフでした」。首位と2打差の2位タイとなった第1ラウンドを笑顔で振り返った。

「前半はゴルフの内容は悪くないんですが、なんかチグハグな感じでした」。4番パー5でバーディーを奪うまではうまくいかない部分もあったようだが、5番でも4メートルを沈め連続バーディー。6番では3パットのボギーとしたが、7番パー5でバーディーを奪い、バウンスバックに成功。前半を2アンダーで折り返すと、10番、12番でもバーディーを奪った。「後半の早い段階で2つバーディーがきたことで欲が出ましたね」。13番からはバーディーチャンスもショートしたり、なかなか決めきれず、前半で起きたチグハグなイメージが再現したような展開となり、スコアを伸ばすことはできなかった。

 「チグハグが起こることも、船橋なのかもしれませんね」。横島にとって船橋CCは研修生時代から思い出がたくさんつまった場所でもある。「大会ホストプロの長谷川勝治と、ゴルフ場の近くにあった寮でよく遊んでいたので、色んな思い出があります。ホームコースのようなイメージでもある。今大会でもAグリーンも使っているんですが、Bグリーンの時も難しく、両方とも砲台グリーンで、グリーンをとらえられなかった時は、苦しめられますね」。よく知るからこそコースの難しさも感じたのだろう。

 最終日は2年連続の最終組となる。首位尾崎健夫、シニアツアー賞金シード室田淳、前年覇者大野雅幸とのラウンドなる。「ジェットも室田を飛ぶし、僕と大野さんは後ろから静かにプレーしていますよ。ただ明日もう一度今日みたいなラウンドが出来たら、良いことも起きるかな」。2004年にシニアツアー賞金王となったが、グランドシニアになってからは、年間数試合しか出ないので試合勘はないもしれない。若い二人には試合勘は負けるかもしれないが、“THEホーム”の風が吹けば横島に追い風となる。