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グランドゴールド

【船橋CC杯関東ゴールド/1R】室田淳は試合勘がなくとも4アンダー2位タイ発進

2023年05月16日

 シニアの鉄人室田淳(67)は4アンダー2位タイ発進にも、「5月はこの試合が初試合だから、試合勘がね」。シニアそしてグランドシニアになっても試合に出場し続けて、状態を上げてきた室田にとって、67歳になっても調整方法は変わらないようだ。

 初日は尾崎健夫(69)、佐野修一(75)、前年覇者・大野雅幸(72)とのペアリングとなった。 「1番若いでしょ。だからボギーを打ったらダメだよね」。言葉通り、1番ホールスタートの前半は3番パー3でバーディーを奪うと、続く、4番パー5では2オン2パットでバーディー、もう一つのパー5である7番でもOKバーディー、9番でも第2打をOKバーディーの距離に寄せ、前半を31ストロークで折り返した。

 「後半パターは2パットばかり、ショットもいまいちだね」。アウトコース9番でも自分ではちょっとダフリ気味のショットがたまたまOKだったり、室田自身でも自信が持てていない予兆はあった。バーディーが必須であるパー5の13番をボギーにし、16番でも3パットボギー。最終18番パー5ではバーディーとしたものの、後半を1オーバーとし、トータル4アンダーで1日目を終えた。

 「自分でもわかるんだけど、スイングリズムも悪いし、距離が長くないなので、セカンドショットはショートアイアンが多いけど寄らない。パッティングの読みもダメ。練習で良かったことが試合では全然ダメだね」。試合勘がない影響で、鉄人室田でも自分の思い込みで良い時のフィーリングがつかめてない。

 「しっかりラインを読んで、カップに入れること」。最後に話した室田の言葉通り、ホールアウト後、練習グリーンで繰り返しパッティングを確認していた。最終日キング・オブ・シニアの片鱗が少しでも見えた時には、頂点を掴むに違いない。