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〔シニア後援競技/アイドマMCカップ〕富山の名門・呉羽カントリークラブでプロアマトーナメントが初開催

2023年09月04日

 シニア後援競技として今年新規開催の「アイドマMCカップシニアオープン」が北陸の地・富山県にある呉羽カントリークラブ立山コース(6,610ヤード/パー71)を舞台に9月5日に熱戦が繰り広げられた。シニアツアーで活躍している現役ベテラン選手が30名、アマチュアが88名参加するプロアマ形式で、プロの部には賞金総額1100万円、優勝150万円と1日大会としては破格の賞金が魅力の新規大会だ。

 富山県内で最も古いメンバーシップコースである呉羽カントリークラブ。1978年に「富山県オープン」がスタートし、21年後にはPGA後援競技として「北陸オープン」を開催。富山県オープン、北陸オープンは大会優勝者が、それ以降の試合で活躍を見せることから「プロの登竜門」としてもこれまで地元のアマチュアに愛される試合として継続している。

 出場30名のシニアプロの中には富山県オープン、そして北陸オープンの歴代優勝者である芹澤信雄、藤田寛之、室田淳、宮本勝昌、平塚哲二といった縁のある選手も呉羽に戻ってきた。シニアツアーで現在活躍する選手が、新規プロアマトーナメントを通じて、富山のゴルフを堪能する絶好のタイミングだ。

 大会前日の9月4日は、プロアマ大会がにぎやかに行われた。全26組がプレーを楽しみ、前夜祭まで丸一日シニアプロとの時間を満喫していた様子。前夜祭の挨拶でアイドマMC蛯谷貴会長は「魅力あるシニアプロのとの試合をようやく実現することができました。この大会は、富山県でゴルフを通じて地域の活性化を目指すものです。プロアマゲストのみなさんは、シニアプロのみなさんとこんなに有意義な時間を過ごせて感激されたのではないでしょうか」と、念願の開催を前に言葉に嬉しさをにじませた。

 大会ではシニアプロの部の他に、アマチュア部門としてシニア、グランドシニア、レディースのカテゴリートップが表彰される。バーディー数で80万円の賞金が均等割りされる「バーディー賞」も用意され、大会をますます面白くさせる。

 プロアマトーナメントは、北陸オープンで使用していない「立山コース」を使用。中でも富山県オープン、北陸オープンで優勝を飾っている室田淳は「大好きな北陸で、シニアの試合を開催していただいて、本当に嬉しい。これまで北陸オープンの日本海コースしか回ったことなかったので、初めて立山コースをプレーして、素晴らしい富山の景色が見られましたし、呉羽の新しい魅力を知りましたよ」と呉羽の36ホールを絶賛していた。

 かつて富山オープン、そして北陸オープンで活躍していたベテラン選手たちの好奇心をくすぐる「アイドマMCシニアオープン」の行方はいかに。