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シニアツアー

【すまいーだカップ/FR】横尾要は一時トップに立つも後半伸ばしきれず シード決める単独3位には安堵「とりあえず良かった」

2023年11月18日

1打差の2位タイからスタートした横尾要。トップにいた増田伸洋が序盤に崩したこともあって、一時はトップに立つ場面もあったが、「途中ちょっと入らなさすぎたね」と、後半はパットがカップに嫌われて伸ばしきれず。最終的にはトップとは3打差のトータル8アンダー・3位に終わり、シニアツアー初優勝には手が届かなかった。


賞金ランキング23位(562万1599円)で今大会を迎えた横尾。優勝が狙える好位置で初日を滑り出したが、「できればトップ10でフィニッシュしたいです。(今週か来週の最終戦の)どっちかでトップ10に入ったら決まると思っている」と、優勝よりも賞金ランキング上位30人に与えられる来季のシード権に目標を定めていた。


2日目は悪天候のために競技が中止となり、大会は36ホールの短縮競技に。初日の宣言通りにトップ10でフィニッシュし、3位の220万円を加えて、賞金ランキングは20位(782万1599円)に浮上。シードに当確ランプを点灯させた。



それでも最終18番パー5ではバーディを決めにいった。18番のグリーン横にはリーダーボードがあり、横尾と片山晋呉がトータル7アンダーで3位タイに並んでいるのが見えた。4メートルのバーディパットは「入れたら3位と分かっていたから、入れてやろうと思っていた」。そのスライスラインをきっちり決めて、片山を1つ上回った。


最後に勝負強さを見せただけに、初優勝への気持ちはなかったのだろうか。「やっぱり増田が全部いいのを入れていたから、ちょっと差がついちゃった。増田が優勝したし良かったんじゃない」と、どこか人ごとのよう。シードを決めて、次週の最終戦「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」では初優勝を目指すだけかと思いきや「もう安心しちゃっています」とまったく力は入っていない。そして「初優勝は上手くいかないですよ。でも、とりあえずシードが決まってとりあえず良かった」とホッとした笑顔を見せる。



今週は賞金ランキングトップの宮本勝昌がレギュラーツアーの「ダンロップフェニックス」に出場していたため姿がなかったが、次戦は賞金王をかけてシニアツアーに参戦する。かつて『日大三羽ガラス』と言われた横尾、片山、宮本の優勝争いが見られるかもしれない。