シニアルーキーとして今シーズンよりシニアツアーに参戦している、永久シードプレーヤーの片山晋呉が、シニア7戦目にして初日67ストローク、5アンダーを叩き出し、首位タイに着いた。
第1ラウンドはスタート1番でバーディーを先攻させると、5番から3連続バーディーを仕留め前半だけで4つスコアを伸ばした。10番をボギーにしたが13番、18番でバーディーを重ね67をマーク。注目・横綱プレーヤーが期待通りの成績を示し、優勝争いのできる位置に着いた。
これまでシニア6戦に出場し、暑さの厳しかった8月のマルハンシニアの51位を除けば3度のトップ10入り。公式戦の日本シニアオープンではシニア初優勝も期待されたが、スコアを伸ばしきれず6位に終わり悔しさも残る。
片山は参加した直近の日本プロシニアから3週間が経ち、初の福岡シニアオープンで好スタートを切ることができた。「ゴルフの状態はとても良いです。このまま行きたい。意識して最終日ということもないので、もうこれで良いです」と自らを鼓舞する。腰痛も心配されるが「もう全快にはならないと言われているから、今は一応、プレーできているという感じ。」と理解し、身体との向き合い方もシーズンを乗り越えるテーマではある。
シニア初優勝に向け、片山晋呉が王手をかけた。いよいよ王者が覚醒し始める最終ラウンドに注目だ。