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シニアツアー

【日本シニアOP/2R】キングオブシニアのマークセンとルーキー増田が6アンダーで首位に並ぶ

2023年09月15日

 石川の能登カントリークラブで開催されている「第33回日本シニアオープンゴルフ選手権」の第2ラウンド。首位2打差からスタートしたシニアルーキー増田伸洋(50)と前年覇者のプラヤド・マークセン(57)が通算6アンダーで首位に並んだ。初日首位スタートの宮本勝昌(51)はスコアを1つ落として1打差3位に後退。首位から3打差に14名がひしめく混戦模様となっている。53位タイ(+3)までの60名が決勝ラウンドに進出した。

これまでに4度のシニア賞金王タイトルを獲得し、日本シニアオープンを4度制しているプラヤド・マークセンが69で回り首位に浮上。昨年大会では第2ラウンドでしっかりとスコアを伸ばし、最終日までペースを崩さずに王者のゴルフを展開した。「今年の2日間はドライバー、パッティング共に良いプレーができました」と振り返るように、6つのバーディーを仕留めて貯金を作りながら、3ボギーの分を埋め合わせて、じわじわとスコアを伸ばすことに成功したのだ。「あと2日は平常心でやりたい。たとえ優勝できなくても、自分らしいプレーができればいい」と、マークセンが目標にするのはあくまでも自分の満足度である。

「今年はこれから。去年の秋から替えたドライバーがコントロールしやすく、ストレートに飛んでくれています。後半戦が続きますが、その中で調子の波をなるべく減らしていきたい」。マークセンは集中して決勝ラウンドに向けて目を光らせている。

 マークセンと並んで第2ラウンド首位に立ったのが、シニアルーキーの増田伸洋。「あんまりショットは良くなかったのですが、5メートル、7メートルが入ってくれて」と肩をなでおろした。アウト1番からスタートして、2、4、6番とバーディーを積み重ねたが、8番で2メートル弱のバーディーパットを外してから、なんとなくタッチが合わなくなってきたという。後半に入り11番では3メートルのパーパットをギリギリ仕留めたが、それ以降、不安だったティーショットが曲がり始めた。

「後半はなんとか粘った」というように、パーセーブをつなぎながら70でホールアウト。1打で目まぐるしく上位が入れ替わる中で、増田は踏ん張りを見せて、決勝ラウンド進出を決めることができた。「昨日の午前スタートはトップでしたし、プレーペースもコースコンディションもすごくよかった。今日の午後スタートは、じとっと暑い感じで・・・、あ、一番若いのに厚暑さを理由にしてたら、先輩たちに怒られますよね」と笑い、ルーキーだという自覚もしっかり持ち合わせている。

第2ラウンドでは2ホールを除き、ティーショットはドライバーを選択つづけてきた。自信あるショットの曲がり修正さえできるようになれば、シニアルーキーとして公式戦初優勝も夢ではない。