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シニアツアー

【日本シニアOP/2R】3位タイ山添昌良は久しぶりの上位に笑顔が戻る

2023年09月15日

 シニア3勝をあげている山添昌良が、第2ラウンドは午前組でスタートし、初日から2つスコアを伸ばして通算5アンダー、2位グループに入ってきた。

 山添はイン10番からスタートして連続バーディー。「風もなく最高のコンディションの中で最高のスタートが切れました」と手ごたえを掴みかけたが、12番で3パットボギー。しかし13番でショットがかみ合い、グリーンセンター4メートルをきっちりと決めスコアを戻した。ハーフターン後の1番パー5ではピン奥1メートルにつけたバーディーパットを沈めた。その後はパーでしのぐ我慢の時間帯が続くが、8番で3パットボギーとしてしまう。この日のラウンドは4バーディー2ボギーの70だったが、全体としてスコアが伸びなかったこともあり、山添は久々に上位の2位フィニッシュを飾ることができた。

 「トーナメント上位は久しぶりです」と山添に笑顔が戻ってきた。2018年金秀シニア、同年のすまいーだカップでシニア2勝目。翌年のすまいーだカップで大会連覇し通算3勝をあげているが、最近は思うようなゲーム展開ができず苦しんでいる。

 ここ1、2年は、成績が示せず賞金ランキングもシード圏ギリギリの不本意な順位。しかし山添はシニアオープンとの相性がよく、これまで5回出場しているがすべてトップ20以内につけている。「このコースセッティングではフェアウェイにいかないとパーオンが難しい中で、今日は良く打てました。あと2日、楽しみながらやりたいです」と前を向いた。山添の持ち味であるショットに、小気味のいい切れが戻ってきた。