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シニアツアー

〈マルハン太平洋シニア/FR〉2日連続自己ベストの3位髙橋朋載 プレーオフ進出に1打届かず

2023年08月27日

 前日に「67」の自己ベストをマークし、首位に2打差の3位タイ。自身初の最終日最終組でスタートした髙橋朋載は、1番(パー4)でいきなりボギーを打ってしまった。

 「プレッシャーを感じていたわけではないですが、ティショットが右のラフにいってしまった。グリーンに乗せられないくらいの深いラフだったので、『ボギーはしょうがない』とそこからは開き直ってプレーしました」。

 自分自身を「性格的に引きずることはないし、緊張もしないタイプ」という髙橋は、優勝争いの重圧を背負うことなく、3番、4番、6番でバーディを奪取。8番をボギーとしたが、9番を終えてトータル6アンダーと、スコアをひとつ伸ばして前半のラウンドを終えた。

 続く10番でボギーを叩いたが、「ハーフターンで30分くらい時間が空いて、休み過ぎちゃいましたね(笑)」と、ここでもプラス思考を発揮する。

 しかし10番を終えた時点で、バーディを積み重ねていた同組の宮本勝昌、プラヤド・マークセン、飯島宏明はトータル9アンダー。髙橋は3人に4打差をつけられていた。

 「自分だけ5アンダーだったので、ここからはガンガンいくしかないと切り替えました。ピンが左右に振ってある時は、いつもなら安全にいくんですが、11番からは全部ピンをデッドに狙いました」。

 前日からショットの調子が良かったこともあり、この作戦が功奏。11番、12番で連続バーディを獲り、14番、16番もバーディ。パー5の18番がイーグルなら、首位に並ぶ可能性がある位置まで巻き返した。しかし、最終ホールは2オンに成功したものの、イーグルパットを決められずにバーディフィニッシュ。トータル10アンダーの単独3位で戦いを終えた。

 プレーオフには進出できなかったが、2日間ともに自己ベストの「67」でまわれたのは大きな収穫だ。

 「ガンガン攻めた結果、良い方向にいきました。残りの試合は、このスタイルを崩さずにやっていきたい」と、次戦以降の活躍を予感させる言葉で締めくくった。