レギュラーツアー31勝を飾っている永久シードプレーヤー、シニアルーキーの片山晋呉が第2ラウンドで67をマークし、通算7アンダーで2位タイに浮上した。絶対王者の片山が最終日の優勝争いに名乗りを挙げ、ファンケルクラシックを面白くする。片山にとっては、シニアツアーは未知の世界。夏の祭典ファンケルクラシックの会場に足を踏み入れると、猛暑の中でも大勢のギャラリーが片山のプレーに声援を送ってくれる熱気ある大会だ。
第2ラウンドは前半で3つ、後半で2つのバーディーを重ね、ノーボギーと王者のゴルフを見せつけた。「今日は風がちょっとだけ分かりやすかったですかね。内容としては良い感じだったですし、ボギーが無いだけスコアとしてついてきた」と冷静に分析する。パッティングのタッチがまだつかめていないというが、最終日は優勝争いとして見ごたえのある最終組に入り、宮本勝昌、細川和彦と肩を並べることになる。
「誰よりも一打少なく回ればいいだけ。優勝争いは何十回もやっているし慣れているから、自分が一打でも勝つことを目指してやるだけです」と目標も明確だ。
シニアツアーは2戦目の参戦、シニアルーキー・片山晋呉は誰にとっても最大のライバル。日本シニアツアーを足掛かりに世界への挑戦も胸に秘めている片山は、高額賞金がかかるファンケルクラシックでまずはシニア初優勝を飾りたい。