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シニアツアー

〔Fancl Classic/事前〕海外メジャー参戦を通じてレベルアップした藤田寛之、地元・静岡で吉報を届けたい

2023年08月17日

 「シニアツアーは、ゴルフファンのみなさんが見て楽しめる大会。試合以外では緊張感が無いところが非常に人間的で面白いと思っています」とシニア5年目、54歳の藤田寛之が魅力を語る。ゴルフの魅力はゲームであっと言わせることだけではない。これまでの生き方やゴルフ技術を積み重ねて自然と生まれる「プロゴルファー」という姿なのかもしれない。

 「ファンケルクラシックという大きな大会で、たくさんのギャラリー試合を見に来てくださることは、シニアツアーのみどころのひとつ。せっかくのシニアツアーですから、楽しんでもらいたい。気軽に声援を送っていただけたら、選手もはげみになるはずです」。昨年賞金ランキング2位という座についた藤田は、シニアツアー看板選手のひとり。自身も試合を楽しんでいるからこそ、まずはギャラリーのエールを力に変えられることを知っている。

 地元静岡での開催ということも、藤田のやる気を駆り立てる。「こうやって参加できることに幸せを感じます。良い結果を出したいです」。今年は念願の海外シニアメジャーに3試合参加し全て予選通過を果たした。帰国後も「ゴルフは比較的順調で体調も問題ない」という藤田は、さらにゴルフを進化させたようだ。「裾野カンツリー倶楽部はラウンドさせてもらう機会が多いので情報も持ち合わせてはいますが、グリーンのアンジュレーションが難しいのでパッティングがやはりポイントですね。ショットのコンディションも整え、そのあたりを見極めて大会に挑みたい」。シニア入りしてからも進化を続ける藤田が、地元・静岡で吉報を届けるチャンスでもある。