地元茨城出身、シニアルーキーで永久シードプレーヤーの片山晋呉(50)が最終ラウンドを5バーディー・ノーボギーの66で回り、通算12アンダー4位でシニアデビュー戦を終えた。
「ゲーム内容は非常に良かったと思いますよ。ミスショットは少なかったですし、ボギーが無かったですし、悪いところは特になかったかな」と片山はホールアウト後、最終日のラウンドを振り返った。全員が先輩という環境を「シニアは自分から挨拶をしにいけばいいので、居心地はいいですね」と言い、積極的に挨拶を交わしながら終始笑顔を見せていた。
45歳から「シニアで世界一」を視野に入れるようになり、50歳で参加できることを楽しみにしていた日本シニアツアーという新しい舞台は、片山にはどんな体験となったのだろう。「レベル高かったですね。うん、今の状態からしたら充分といえば充分ですけど、レギュラーツアーとの違いは、72ホールではなく54ホール。だから早めに仕掛けないといけないですね。初日、2日目は静かにという感じではダメですね」と受け止めた。
それでもデビュー戦で4位という成績には、「地元のファンの方からたくさん声援をいただき心強かった」と感謝も示している。スターツシニアで感じたシニアツアーのレベルや手ごたえを、参加予定となる次戦「ファンケルクラシック」で結果を示してくれるはずだ。