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シニアツアー

【スターツシニア/1R】1打差2位タイに予選会上位者の沢田尚、レギュラーとシニア1勝の塚田好宣が続く

2023年06月16日

 5アンダー4位グループに入ったのが沢田尚(54)と、レギュラー1勝、シニア1勝を挙げている塚田好宣(53)、昨年シニア賞金王で17、18年の大会覇者プラヤド・マークセン(57)という3名が続いている。

 沢田尚が6バーディー・1ボギーの66で回り5アンダー4位に着け好スタートを切った。イン10番ホールからのスタートで、1メートルのバーディーパットを沈めると、18番パー5では3打目をしっかりと寄せて2つ目のバーディー奪取。後半アウトでは上がり8、9番で4メートルのパットが決まり「気持ち良くホールアウトができた」と笑顔を見せた。

 今年はシニア最終予選会で12位と健闘したので、大半の試合に出場権利が得られる見通しだ。2018年には杉山直也の帯同キャディとしてコースを訪れているが、当時とはグリーンの違いがあるものの、雨の影響を受けた柔らかいグリーンにチャンスを見出している。「普段はあまりトレーニングとか練習はしていないので、今日は上出来です。とにかくボギーを打たないように心がけています」と自己評価する。「あまり力まず、普通のプレーをしたい。その普通が難しいですけど、ちょっと頑張れたらいいです」。まずは冷静に、自分のゴルフを目指すという沢田の好スタートに期待したい。

 沢田と同じく、5アンダー・66ストロークでホールアウトした塚田好宣は、ノーボギーでフィニッシュ。「最近の調子は悪くなかったので、こうやって試合でスコアになってくれて嬉しいです」と顔をほころばせた。2番パー5では2オン2パットでバーディーを先行させ、7番パー5では3打目をピンに当てて2つ目のバーディー。続く8番では5メートルを沈めて3アンダーでターン。10、11番と連続バーディーでさらにスコアを伸ばすが、後半はパッティングが決めきれない。それでも乾いてきたグリーンは、自分のイメージに合ったスピードで、久々に楽しい時間だったようだ。

 塚田は来月開催される全英シニアオープンのマンデーにエントリーを済ませたという。「海外シニアメジャーには挑戦したいんです。そのためにはコンスタントに上位で成績を出さないと。それに今回は渡英のための資金を稼ぎたい」。海外に挑戦するという目標を達成するため、自分の理想とするスイングづくりを意識したトレーニングを実践中。シニア2勝目も視野にいれながら、塚田はじわりじわりとモチベーションを高めている。