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シニアツアー

【ノジマチャンピオン杯/1R】ホストプロ藤田寛之は18位とスタートダッシュに苦戦

2023年04月20日

 「やはり上位で終わりたいと思いながら、見えないプレッシャーも感じていたかもしれませんね」と、大会ホストプロの藤田寛之(53)はホールアウト後、悔しさをかみしめた。

 ディフェンディングチャンピオンの兼本貴司、シニア実質1年目の横尾要と同組という、注目の集まる最終組でスタート。藤田は1番スタートホールでバーディーを先行させたが、2、3番で連続ボギー。「まずい展開だな」と不安もよぎったが、4番パー4でバウンスバックに成功。8番のバーディーまでなかなか流れが作れず、前半は1アンダー。後半に入ると5メートル前後の強風がコースを吹き抜け、風向き、風の強弱が藤田の判断を悩ませる。第1ラウンドでホール難易度が1番高い13番パー4をボギーとしたが、藤田はバウンスバックに成功し、きちんと見せ場を作った。ところがグリーン上では情報過多に陥り、アジャストを余計に難しくしてしまった。結果的にスコアを伸ばせず、1アンダー18位で首位とは5打差をつけられてしまった。

 それでもホストプロとして挑む強い信念がある。「最終日はしっかりアンダーパーで回って、良い形で前夜祭にいけるよう、上位を目指します」と藤田は気持ちを引き締め、怯むことなくチャンスを掴みにいく。