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シニアツアー

【ノジマチャンピオン杯/1R】シニア5年目の手嶋多一が初コースで首位2打差2位

2023年04月20日

 首位スタートの深堀圭一郎(54)と同級生の手嶋多一(54)が6バーディー2ボギーの4アンダー67で回り、2打差2位につけている。レギュラーツアーとシニアツアーを掛け持ちしている手嶋は、これまで同週に開催していたレギュラートーナメントを優先して出場していたのだが、シニア5年目にしてようやくスケジュールが合い、ノジマチャンピオンカップに参加することになった。

 「2日前に初めてコースを回ったんですけど、ティーショットはフェアウェイに置かないとスコアが作れないし、グリーンが難しいです。気を付けるポイントはいくつかあるのですが、今日は長いのも短いのもパターが入ってくれたので良かった」と胸をなでおろす。

 手嶋は横田真一、プラヤド・マークセンと同組。大会では1組にハウスキャディが1名付くのだが、横田とマークセンは専属の帯同キャディを用意していたということもあり、普段あまりキャディに頼らない手嶋にとって、コースの情報を隅々まで知り尽くしているハウスキャディを独り占めできた状態になり、グリーン上の正確な情報が得られたという。「前半の8、9番では3メートルとかきちんと決められましたし、11番の10メートルもグリーンリーディングがあったからね。コースナンバー1のハウスキャディさんだそうです」と運も味方につけられた。

 首位と2打差で、優勝のチャンスがやってきたが「初日良くても、開幕戦の沖縄みたいにどんどん崩れるパターンもあるからね(68・74・76で25位)。今回はトップ5入りできればいいですよ」と好スタートを警戒しているが、レギュラー8勝、シニア2勝と手嶋と同じ勝ち星を挙げている同級生の深堀圭一郎との最終ラウンドは、ベテランの駆け引きが見られる面白い一戦に違いない。